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ホスピスで親を看取る

fc2ブログ「浅間山麓徒然日記2」からの抜粋版。77歳の父の胃ガン悪化からホスピス入院で逝くまでの看護日記です。

ホスピスで親を看取る その13

ホスピスのことは考えているけれど初めてのことなので途方に暮れている人、待機が多いとの噂で二の足を踏んでいる人に

受け入れてもらうテクニックはこうですよ

と伝授してあげれると良いのですが、はっきり言って

私にもわからない

というのが正直なところです。

姉の時はホスピスの面談で「痛くなったらすぐ来なさい」と言われて、2週間後に腹痛→入院→2ヶ月後に死去と言った具合でした。

父の場合は慶應病院で余命宣告はあったものの、面談時の最初のブース記念病院→やりようによっては6ヶ月もつ→よって在宅療養での待機→在宅担当医の判断で入院。次の佼成病院→面談時ジャッジ無し→翌週入院可の提示→入院から2ヶ月後に死去。

結果だけ見ると、姉も父も入院2ヶ月で死んでしまったわけです。だから2ヶ月から逆算すると、6ヶ月としたブース記念病院の方の見立ては誤りと言えなくもありません。
しかし、2ヶ月も6ヶ月も、それこそ優柔不断で困らされた慶應病院の先生の

「どれだけもつかは誰もわからないのです。」

の範疇の中で、ブースの先生は多目に見積もっただけと考えることもできます。

で、佼成病院の先生の方はと言うと、レントゲンを見ながら胃だけでなく肺への転移の想定を示したこと、背骨の圧縮骨折を療養の上でのマイナスポイントとして評価してくれたこと、在宅療養を示唆しなかった(=こちらの看護体制が十分でないことを理解してくれた??)こと、などが相違点として挙げられます。

二つのホスピスで感じたこと(あと慶應病院と西荻窪の病院も入れると四つですが)は、それぞれに医療者としての自負があって、なかなか患者側が

自分達はこういう状況である

と思っている(勝手に望んでいる)立ち位置と違う見解を医者から示されることで、医療の素人であるこちらはそのたびに傷ついたり振り回されたりしました。
彼ら医者は自分の見解を自信を持って言えばいい訳ですから。まったく責任を持った無責任な発言とでも言いましょうか。向こうはあちら側、こっちはこちら側と、立場が違うことの前提を頭によく刷り込んでおく必要があります。

私には慶應病院の療養支援室の看護婦さんという第3の目のような存在がいて有難かったのですが、誰もがこのような援助を手に出来るとは限りません。
自分達でやり進んでいっても状況把握は否応なしにできるようになると思いますが、そこまでに相当迷うか無駄な動きで時間がかかることでしょう。それでなくてもこの時期スケジュール帳に予定を埋める以上に雑多な事に煩わされて気持ちの疲れることが多かったような気がしますので、鮮度のいい正しい情報(決して壺など買って祈らないように)を仕入れる工夫を是非早いうちから試みて下さい。

明日に続く。

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  1. 2008/11/24(月) 07:17:29|
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