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ホスピスで親を看取る

fc2ブログ「浅間山麓徒然日記2」からの抜粋版。77歳の父の胃ガン悪化からホスピス入院で逝くまでの看護日記です。

ホスピスで親を看取る その17

2月に圧迫骨折部位の神経ブロック措置が効果を発揮したものの、身体全体が衰えてくるのは否めないので、先生に希望を伝えて3月に入ってすぐに民間救急車を使い実家に2泊の外泊をさせました。

前回は1月、年の瀬から慶應病院のスタッフが皆こぞって

少しでもしっかりしているうちに家に連れて帰ってあげなさい。

と勧めるのに従って外泊したのを本人が喜んだので、今回はこれが最後だなぁと思いながら実家に連れて帰りました。

前回は終日高カロリー輸液の点滴をしていたので、外泊に当たっては点滴用のポータブル電動ポンプの扱い方と、血液が逆流になった場合の血栓を防ぐ薬剤の注入など2回くらい手解きを受けに病院へ仕事帰りに寄ったものです。

が、今回は口から食べ物を食べるために点滴を絞っていました(これはガン細胞への栄養供給を絞る目的も含んでいます)から、事前の準備は何かなと思っていると、

2泊くらいのことだから前日に点滴フルで入れておきますから、極端に言えば栄養は何もとらなくても大丈夫です。

と言うことで点滴は無し。

だが、その代わりに前回にはない追加事項があって、それは

お父様には床擦れができています。ずっと同じ姿勢で寝ていて重さのかかる部分の皮膚が傷んでくるあれですね。
で、これがひどくならないように、毎日3時間おきに姿勢を変えてあげて下さい。日中は目覚めていれば自然と動きますけど、夜は多分ずっとあお向けで寝てるので、きっちりお願いしますね。

...(俺はもうひとりの誰かと交代制勤務ってわけにはいかないんですけどぉ...)はぁい。

てなもんでやりましたよ、土・日・月の深夜起床。赤ちゃんの授乳に比べればまだいい方なんでしょうね、やったことないけど。

床擦れの体位変えの他には、下(しも)の関係も私の分担でした。

父は腰が痛かったくせに腰を上げることが出来たので、これはオムツ替えにとても大助かり。でも、月曜日の朝に民間救急車が迎えにきたところで緩い「大」が出て、これには往生こきました。
自分の子供が赤ん坊の時は、片手で両足摘み上げてチョイチョイ一丁上がりでしたが、さすがに老いたりと言えどそこは大人。やっぱり大変。

こうして2泊3日の外泊は終わったわけですが、今振り返って考えてみると、長期ではできない!少なくともそれなりの覚悟以上に現実的なそれなりの準備があって

終わりがあるから出来た。

というところでしょうか。

2泊3日では出来ました。でも、それ以上は平日の勤めもあるので無理でしょうというのが正直な感想です。

私はそうではない、私は家族としてやり抜けるという決断をされる方も多いかと思います。

もし、そうであるなら、出来るという検証を具体的にやってみて下さい。注意しなければいけないことは、看護する相手は弱っていくということです。

こんなはずじゃなかった!

と、言わないように。それが私の願いです。

明日に続く。

English Version

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  1. 2008/11/24(月) 07:03:26|
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