さあ、
ホスピス探しです。
さてさて、
東京にはどれだけの
ホスピスがあるのか?
ネットで「
ガン ホスピス」なんて入れてクリックしてみると、大抵「国立がんセンター」のホームページが若い順位で出てきます。
がんセンターは
ガン専門の医療機関として機能していますが、治療だけでなく研究・広報にも力を入れているので、ここを見にいけば「
ガン」に関する基礎的な知識習得は済んでしまいます。安っぽい本を買うなら、こちらを見にいくことをお勧めしますね。
で、ここのホームページの一角「がん情報サービス」から都道府県別の
ホスピスのリストを見ることができます。私もここから探しました。
今、緩和ケア病棟(
ホスピス)として
東京都でアップされているものだけで全部で18病院約342病床(うち聖路加病院は現行化されてなかったので20と仮定しました)です。
さて、この数字をどう捉えたらいいのでしょうか。数字の遊びになるかもしれませんが、ちょっと計算してみましょう。
今年3月の都民の推計人口が約1千2百万人。平成14年の厚生労働省の人口統計で日本の人口は約1億2千万人。日本の1/10が
東京にいると仮定し、ならば日本の
ガンで死んだ人の1/10も
東京で死んでいると仮定します。
平成14年の厚生労働省・人口動態統計におけるこの年の死亡数は約98万人。これの死因トップは悪性新生物で約30万人。第2位は心疾患約15万人。第3位脳血管疾患12万人。第4位肺炎約8万人。
三大疾患のうち、心疾患と脳血管疾患は、死が徐々に迫る病として
ホスピスに入院するのが個人的にはイメージ出来ない(救命救急室とかリハビリ病棟とかじゃないですかね)ので、ここでは便宜的に対象母数に入れないこととして、30万人のうち10%の3万人が
東京で死ぬホスピスを求める
ガン患者の想定出来る最大数とします。
もちろん、この数字は年間計なので月により死亡数にも上下がありますので、ホスピスに入るという視点から見た場合、仮に父と同じく入院2ヶ月で死去するのを平均と仮定すると、病室は年間6回転するので3万人を1ベッド6人迎え入れられるから6で除して5千人がある時期における入院希望者となります。342ベッドを5000で除すると6.8%が答えです。
これは全くおおざっぱな仮定に基づくものですが、
ガン患者の全員がホスピス入院を望む訳ではないという競争率のマイナス要因もあれば、余命6ヶ月以内が入院要件なので他の疾患の人だって入院を希望するだろうだとか、がん情報サービスの同じページで千葉県=4病院、埼玉県=2病院なのでこれは隣県からも流れ込んでくる要素大だろうという競争率のプラス要因もありな訳ですから、単純に100人希望者がいて希望が叶うのは7人弱というのはあながちハズレではないように思うのですが、いかがでしょうか。
明日に続く。
English Version:
ホスピス
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- 2008/11/24(月) 07:22:40|
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